亀と私

カメのシーズンカメのイコン性カメとアメリカン・ドリームカメの形状とイメージ
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亀のシーズン

12年に渡って、自宅のベランダで亀を飼っています。難しい名前だと「ミシシッピー・ アカミミ・ガメ」ですが、いわゆるミドリガメです。飼いだしたときに6匹を購入。だい たい5センチ程度の大きさでした。飼い始めてすぐに3匹が死んだり逃げたりしました。 その後6階にある今のマンションのベランダで1匹が逃げてしまいました。つまり、下に 落ちたのですが、見つからなかったので生きている可能性もあります。そんなわけで、現 在は2匹のミドリガメがベランダの水槽にいます。

最初5センチくらいだった彼らも、12年経った今では、20センチ以上の巨体に成長し ています。ミドリガメの寿命は約六十年くらいで、死ぬまで成長を続けることができるそ うで、大きなものになると50センチを超えるそうです。うまく飼い続ければ、おそらく 自分より長生きすることでしょう。

さて、多くの亀種がそうであるように、彼らの生活、いや一生は非常にシンプルです。寝 る・食べる・生殖と、そのために必要な移動などの行為程度しかすることはありません。 僕が12年飼っていて見かけた彼らの行動もそんなものです。ただし生殖行為は行ってい ません。ミドリガメの場合、繁殖期になると、オスガメがメスガメの顔に向けて、前足を ピロピロっと動かすという独特の求愛ダンスを行うのですが、うちで飼っている2匹のカ メは、どちらもオスらしく、お互いに向き合ってピロピロをしています。まるでホモのカ ップルの様です。

春先に、そのような光景が観察される以外、ほかにコレと言った特筆すべき話は、さほど ありません。ただ、寝て起きて、喰って、水の中で泳いでたり、甲良干しに陸地にでてた りが繰り返されます。どちらかといえば、ペットとして飼ってても、あまり楽しさのない 生き物だと思います。餌を与えているわけですから、ある時には、僕が近づくと餌目当て に水から顔を出したりしますが、その2日後には、その知識も無くなるらしく、逃げるだ けだったりです。

食べるためだったり、動力源として飼育される家畜と、愛玩動物として飼われているペッ ト、また水槽で飼う魚類に代表される観賞用のペットなど、その飼育の理由は様々ですが、 僕の場合、そしてカメという生き物の性質上、どちらかといえば最後の観賞用のペットと いう色合いが強いとは思えますが、ベランダに出る機会はほとんどなく、餌を与える時以 外にカメの水槽を覗くことはありません。

カメと僕は同じ空間をシェアしているわけですが、決してお互いの存在を意識する時間は 少ないのです。
お互いの存在を意識する時間が少ないというのは、いままで書いてきた様な、餌を与えて 飼っている、飼われているという関係が成立している上で言えるだけではなく、通年通し て、非常に存在を意識することが少ないペットといえます。

また、反対に、カメと私の生活で、とんでもなく、カメの存在、自分がカメを飼っている ということを意識する時期があります。

カメは変温動物という生き物の特性上、冬は冬眠を行います。上記したペットとしてカメ を捉えた場合、観賞用的要素が強いわけですから、多くの飼い主は冬も室内で飼育用ヒー ターなどを使用して、その鑑賞を行える条件を保ちます。そうしない限り、寒くて動かな くなってしまい、鑑賞してもつまらないのだから、必要なわけです。 ところが、それはそれで、ヒーターで温められた水が臭くなったり、寒い冬に水かえを頻 繁にしなければならなかったりで、けっして楽なものではありません。

そんなワケで僕の場合、冬もベランダの水槽に入れたままで放ったらかしにしています。 2月とか、たまにベランダに出て水槽を見ると、氷が張っていたりもしますが、それでも カメはなんとか生きてはいます。このカメの冬眠というのは、たとえばクマが冬眠の前に シャケを大量に食べて、今日から冬眠といった具合に、穴に入っていくのとは違い、だん だんと動きが鈍くなり、餌も食べなくなり、やがて動くことがなくなってしまうといった もので、見ている分には、ゼンマイ仕掛けのおもちゃがだんだん止まっていくとか、時間 の進み方が、徐々にゆっくりとなって、やがて静止してしまうようなものです。

僕は、シーズンオフと名付けているのですが、毎年10月の終わりあたりから餌を食べな くなり、11月くらいには動きを止めてしまいます。これがうちのカメの冬眠であり、僕 にとって、カメシーズンのオフの到来なわけです。

自分は、寒い冬という季節が非常に苦手で、嫌いなのですが、このカメのシーズンオフは 春まで続きます。11月、12月、1月、2月、3月、4月中旬までと、およそ半年近く に渡り、うちのカメは冬眠しています。ベランダに出て、見てみようと思わない限り、1 年の半分はカメをみることがないわけです。この間、時には自分がカメを飼っているとい うことすら忘れていることもあります。

それでも、桜が咲き、その花が舞い落ちて、木々に緑が芽吹く頃、思い出したようにベラ ンダに出てみると、彼らは、あたりまえの様にそこにいて、自分がカメを飼っていたこと を思い起こさせてくれます。この春先のカメとの再会、そして久しぶりに餌を与える時に、 とんでもなく、カメの存在、自分がカメを飼っているんだと意識させられるのです。

徐々に大きくなり、常に生きていて、いっしょに生活しているのに、あまりにも存在を意 識させない。その分、春先には、自分の大嫌いな冬の終わりを証明してくれる。それがカ メを飼うということなんだと、僕は思っています。

僕がインターネットでカメを飼っている人のページとかを見た結果、日本でペットとして 飼われているカメの名前で、もっとも多いのが「カメ吉」の様です。これは、最近では少 ないだろうけど、犬なら「ポチ」、猫なら「タマ」が多いのと同様に、「カメ吉」がもっ ともスタンダードな様です。

うちに来た人や、カメの話をした人から、「名前は何?」と聞かれることがなんどかあり ますが、今まで書いてきた様な関係の上でカメを飼っている僕の場合、彼らに名前がある ことに必要性を感じないため、名前をつけていません。必要な場合、便宜上、2匹いるカ メの大きい方を「でかいカメ」と認識し、 そうでない方のカメを「でかくないカメ」と 認識し、第三者(人間)にカメのことを伝えなければならない場合も、その名称で行って います。

(2001/01/04)

つづく、

 この文章は、ただただ、カメを飼っているということについて書いているだ  けで、なにかの結論を導いたりすることを目的として書かれているわけでは  ありません。だから、これからもダラダラと続きます。


科 :ヌマガメ科 emydidae
属 :スライダーガメ属 Trachemys
種 :アカミミガメ T.scripta
亜種:ミシシッピーアカミミガメ T.s.elegans
別名:ミドリガメ

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亀のイコン性

もともと亀に好意をもったのは、飼い始めたころではなく、幼少のころにさかのぼります。 それは怪獣映画「ガメラ」シリーズを見たことに発端があるようです。平成伴ガメラシリ ーズ3作品では、神の使い的な神秘の聖獣としてえがかれているガメラですが、いうまで もなく巨大なカメというコンセプトで作られたのが、もともとのガメラなわけです。そん な滑稽で間抜けな怪獣映画である旧シリーズにおけるガメラは、ともかくとても弱いヒー ローでした。どの映画にも共通のフォーマットがあるように思えました。敵の怪獣の攻撃で傷ついたガメラが逃げてしまいます。ガメラがいない間に、その敵の怪獣が大暴れして、 人間たちが困っている。どうしようもないので、ガメラ戻ってきて戦ってくれないかなぁ と人々が思っているわけです。そのころガメラはどうしているかというと、海の奥底で、 横たわっていて、自分の体を養生しています。そして、再び対決して、また傷ついて逃げる。また、敵の怪獣が大暴れしている間に傷をいやして、最後の最後に、ほとんどまぐれ で敵の怪獣をやっつけてしまうというフォーマットです。

この弱い、逃げるという点において、私はガメラが好きでした。この逃げる、戻ってくる という構造は、こうらの中に引きこもってしまう、大丈夫そうかなと、おそるおそる顔を 出すといったカメの性質から発想されたものなのか定かではありませんが、私にとっては、 まさにそのカメ的性質そのままのストーリー展開に思えました。巨大なカメを前に、多く の人々が、やった、顔を出したといって大喜びしているという、めちゃくちゃ間抜けな映画なのです。

このガメラの他に、私がカメが好きになったカメのメタファーのつに、天動説を描いた図像に登場するカメがありあす。天動図というと、不動のものとしての世界があり、その不 動の世界を中心に天上に広がる宇宙が動いているという旧世界で信じられていた世界観を 表す図像ですが、その不動の大地を支えるベースとしてカメが大地を支えています。これ は、動かないもの、永遠の生命、永続性のシンボルとして、その支柱としてカメを選んだ 作者のイメージというか、過去から現代に渡って、かわらないカメというメタファーに思 えます。

(2001/01/07)

つづく

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カメとアメリカン・ドリーム ~バルボアの裏切り~ カメののろい

突然ですが、世界で一番多くの人が知っている有名なカメといえばなんでしょう?

それは、乱獲のすえ、日本産トキの様にガラパゴス本島に最後の1匹として生存してい るガラパゴス本島象ガメのロンリー・ジョージ。ガラパゴス諸島の象ガメはその島ごとに 種が異なっているので、最後に残った本島の象ガメはジョージだけなのだが、彼ではない。

世界で一番多くの人が知っている有名なカメ、それはカフとリンクという名前を付けられ たフェアデルフィアのアパートで飼われているカメで、その飼い主の名前はイタリア系移 民の末裔バルボアという男だ。

もっとも、バルボア氏は実在した人物ではない。彼は映画の中に登場した人物で、フルネ ームをロッキー・バルボアという三流ボクサーだった。そう、あの映画「ロッキー」のロ ッキー・バルボアであり、映画の中でロッキーが飼わっていたカメの名前がカフとリンク なのだ。映画の話なら「忍者タートルズ」の方が有名?そうではない。あれはかぶりモノ なのだから。

「ロッキー」といえば、シルベスタ・スタローンが原作と主演をこなし、彼のデビュー 作であり、世界的にヒットした映画だが、多くの人が見ていると思う。続編を含めて5タ イトルが制作されている。

今となっては、どうしようもないハリウッドアクション映画の生き神様になってしまった シルベスタ・スタローンだが、彼が脚本を担当したデビュー作「ロッキー」は、その言葉 の妙をもって見る人を惹きつける名作といえる。古くからボクシング映画というスタイル はハリウッド映画の十八番(おはき)なのだが、「ロッキー」は、興業的実績だけでなく、 その作品で扱われた、人間の苦悩とか、夢、尊厳といった、おきまりながらも、やはり感 動してしまうテーマを表現した作品として成功を収めている作品といえる。

あの映画の中で、フェアデルフィアのスラムで、ヤクザのこがいとして、借金取り立て と、場末の見せ物試合のリングに上がることで生計をたてている、3流ボクサーのロッキ ーが、彼の汚いアパートの一室で飼っていたペットがカメだったということを思い出して みて欲しい。(だれもそんなこと思い出せないか?)

「ロッキー」の中でカメは、彼の孤独で、うらさびれた生活の象徴として登場する。場 末の掛け試合のリングに上がり、試合には勝っても、誰からも賞賛されることも、ねぎら いの言葉もかけてもらえないロッキーが、微々たる報酬を手に入れて、汚い自分のアパー トに帰宅する。誰も待っていないアパートに着いたロッキーが、腫れ上がった顔を冷蔵庫 の氷で冷やしながら、飼っているペットのカメに、今日の試合のことをあれこれと話しか けるている。カメのカフとリンクは、3流ボクサーの生活のひとりぼっちの生活の惨めさ を描く小道具として、大きな意味をもっている。つまりこのペットのカメは出口のない貧 乏や絶望感の象徴なのだ。

さらに、このペットのカメはこの映画の中で、もう1つの大きな役割をもっている。そ れは主人公ロッキーが恋してやまない、街のペットショップで働く、同じイタリア系移民 の末裔エイドリアンを結びつけているのだ。ロッキーはエイドリアンに会う口実として、 週ごとにペットショップにカメの餌を買いに行き、この前の餌は喰いが悪かったなどと、 カメを口実にエイドリアンに話かけるのだ。その上、はじめてエイドリアンとデートした 日、彼女が働くペットショップで買ったカメなのに、珍しいペットがいるから見ていかな いかと、彼女を部屋に呼び入れる口実としてカメを持ち出すのだった。

そんなわけで、ロッキーに飼われているカメのカフとリンクは、この映画における大き な要素の1つとして登場しているわけだ。そしてペットのカメの持つ意味は貧乏と孤独と 絶望なのである。

ご存じの通り、ロッキー・バルボアの物語は、絶望的状況から始まり、幸運の女神の様 な愛する女を手に入れた無名ボクサー男が、アポロ・クリードというチャンピオンと対戦 する偶然与えられ、やる気を出してチャンスを活かして成功するというアメリカン・ドリ ームの物語である。

その出発点である絶望的状況のシンボルとしてカメが登場しているわけだが、そんな状 況から運が廻ってきて、やる気をだした段階になると、カメの描写は皆無となる。そして、 エイドリアンが連れてきたペットの大型犬にその地位を奪われる。カメと話すロッキーの シーンを思い出せない人でも、勇ましいテーマ曲にのってロッキーが犬と街を走っている シーンは思い起こせるのではないだろうか?

その後いろいろあるのだが、このロッキー1で登場したカメは、その後のシリーズでは、 どこにいったのか、死んでしまったのか、忘れ去られた様に出てこなくなる。絶望的状況 のシンボルとしてのカメは犬に、犬は息子に、そして陳腐なロボットへと転化され、シリ ーズの最後では若くて有能な弟子のボクサーへ変わっていく。詐欺にあって財産を失い、 貧困の街に戻るハメになったロッキーは、最後には、その弟子にも裏切られてしまううの がこのシリーズの結末だ。エイドリアンは最初のペットショップでのパートを余儀なくさ れる。

実現されたアメリカン・ドリームは最終的には崩壊するわけだが、確かにアメリカン・ ドリームの成功者のペットとしてカメは不釣り合いに思える。成功したロッキーはカメを 手放したのだろうか?それとも、忙しかったり、犬の世話で忘れてしまい死なせてしまっ たのだろうか?いずれにせよ、ロッキー・バルボアはカメのカフとリンクを裏切ったので ある。そのバツとして、全てを失い最初のスラムに戻るハメになったとすれば、カメを裏切った代償は大きすぎるし、恐ろしいものだ。

(2001/01/12)

つづく

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カメ その形状とイメージ

カメからイメージする言葉をいくつか挙げてみよう。
のろま、歩みの遅いもの。ウサギとカメの話などその典型である。
長生き、カメは万年いきるという迷信とそれゆえに縁起物とされる。
男性器、鬼頭という言葉はその最たるモノだが、伸びたりひっこんだりする その動きと形状が、イメージを喚起するのと、主にスッポンだけなのだが、 勢力の源としての効能があるだろう。
臆病、 びくびくしていて、少しのことで引っ込んでしまう。
他には、どんなものがあるかというと、どうしても、そののろまさや、長寿 イメージからか、老人、特にじいさんイメージがあるのではないだろうか?

では、カメの出てくるお話といえば、
まず、ウサギとカメ、そして浦島太郎だろう。日本人に馴染みの深い海外の 話では、不思議の国のアリスに登場する「偽ウミガメのスープ」をもじって 作られたキャラクター、「偽ウミガメ」が有名だと思う。その他では、カメ 仙人(ドラゴン・ボール)などがあるし、同じくマンガだったら、小林のり かずの「おぼっちゃまくん」や手塚治虫の「海のトリトン」に出てきた巨大 なウミガメが挙げられる。これまでにこのページで書いたもので「ガメラ」 「ロッキー」「忍者タートルズ」も含みおこう。物語ではないが、有名な歌 として「親ガメの上に、小ガメを乗せて、そのまた上に・・・」と、いった のも思いつく。

さらに、カメの形状から出来ているものや、形状をもって名付けられているものを 挙げてみよう。
セーターのタートル・ネック
首が伸びるというので、映画「ET」のETはカメ的に思える。
亀という言葉を辞書でひくてみると、

かめ 【亀】

カメ目の爬虫類の総称。体は背甲と腹甲で覆われ、この二つの甲は体側でつ
ながって箱状となり、頭・尾、および四肢の出る穴がある。大半は水陸両生 生活をするが、水中または陸上のみで生活する種もある。歯をもたない。水 辺の砂地に穴を掘って産卵する。陸上での行動はのろい。現存のイシガメ・ スッポン・タイマイ・ウミガメなどのほかに化石として発見される種が多い。 古来、万年の齢(よわい)を保つといわれ、鶴とともに吉兆を表すめでたい 動物として喜ばれる。

かめのこう ―かふ 【亀の甲】
(1)亀の背中についている甲羅(こうら)。
(2)六角形が上下左右に並んだ模様。亀甲(きつこう)。亀甲形。
(3)ベンゼンの構造式の俗称。六角形になるのでいう。
(4)波しぶきを防ぐため船首につけた亀の甲状の板囲い。かっぱ。

などが記載されている。 これを補足する話として、中国では日本と反対に、めでたい動物ではなく、 不吉を意味する動物として嫌われるという事例もある。これは玄武という式 神に由来されるものなのだろうか?

げんぶ 【玄武】 〔「げんむ」とも〕

(1)四方をつかさどる天の四神(しじん)の一。水の神で、亀、のちには亀
   に蛇が巻きついた姿で表され、北に配する。
(2)二十八宿のうち、北方七宿の総称。


また、亀に関する諺(ことわざ)として、

亀鳴く

(空想で)亀が鳴く。[季]春。〔「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞け ば亀ぞ鳴くなる(藤原為家)」が典拠とされる〕

亀の甲より年の劫(こう)
年長者の経験は尊ぶべきである。〔「甲(かふ)」と「劫(こふ)」の開・ 合の別が失われた江戸時代以後にできた諺(ことわざ)〕

亀の年を鶴が羨む

千年の寿命を保つという鶴が、万年の寿命を保つという亀を羨ましがるの意 欲には際限がないことのたとえ。

亀は万年(まんねん)
亀が長寿を保つこと。長寿を祝う言葉。「鶴は千年、亀は万年」

* 亀、亀の甲、および各諺は大辞林第二版からの検索結果 



100年以内に新語として登場した言葉でないなら、ほとんどの場合、そのモノ自体や その言葉の意味やイメージは、いにしえから続く関係で決まるようだ。ここで挙げたカメ に関するイメージや、派生した諺もその一例といえるだろう。

一般的な人間よりカメのことを考える時間の多い自分にしてみても、ここで挙げること ができたキーワードが示す様に、一般的なカメのイメージにさほど大差はないと思う。

そこで、現在の社会情勢や私個人のもつ独断的カメ論から、新たなるカメのイメージを 挙げてみようと試みてみたのだが、あまり上手くいかなかった。

たとえば、その防御に長けた甲良のイメージから、軍事的なイメージを考えてみようとす る。「戦車」だったり、機密性なんかである。ところが、そう考えてみようとすると、 「のろま」や「臆病」というイメージの方が強くて、どうもしっくりこないのである。

じゃぁ、水陸両用、両生ということで、2ウエイというのはどうだろう。これも、しっく りとはこないようだ。かっこいいとか、便利がいいというカンジは受けないのである。

そう、やっぱり、カメは、長生きだけどのろまでエッチで臆病な歩みの遅いものなのだ。

(2001/01/13)

つづく

香港の玄武マネー:20HK-DOLL

東京をおそった15年ぶりの寒波。さすがに心配になりベランダにカメを見に行く。1セ ンチは氷のはった水槽の中、それでもカメは生きている。なんて書くと相田光夫の文章みたいだが、すごいぞカメの生命力。

(2001/01/15)

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